黒岳周辺の紅葉
2009年 11月 08日
(例年より1~2週間早いようです。)
山小屋にもう一泊し、翌日は男池の渓谷沿を歩き紅葉を撮影しました。
くじゅう山郡で唯一原生林が残る黒岳ですが、それでも悲しい事に
20パーセントくらい杉やヒノキが植林されています。
黒岳、大船山、平治岳を望む遠景です。
この周辺も黒岳以外は杉やヒノキがほとんどの山に植林され、急斜面や渓谷沿いも杉、ヒノキで覆い尽くされており、紅葉の時期になるとその違いがはっきりとと現れてきます。
4年前に起きた夏の集中豪雨の被害で、男池周辺の渓谷は川底が深くえぐり取られ、水害の直後には赤土色の地肌をさらけ出し悲惨な状況でしたが
4年の歳月は赤土色の地肌を黒色に戻し、樹々の姿は徐々に復元しつつあります。
川沿いに立つ種類の異なる樹々は、根っこの標本の様に、それぞれの違いを見せつけるように存在しています。
コナラの樹根です。
黒岳の自然林は樹齢の違う雑木で構成され循環の様子がよくわかりますが、以前に比べ巨木の数は減っている様です。