今まで森や滝などの風景写真を各地で撮り続けてきた。
この数年、秋の紅葉のいろどりは以前ほどあざやかでは無くなっている。
滝を流れ落ちる水は雨が降った後でもないのに濁流で、
自然の景観が年々美しくなくなっている。
これまでは荒廃した風景はできるだけ目を背け、
美しい風景を切り取るようにレンズを向けてきた。
大分の庄内町に黒岳と言う銘水の湧き出る山があり、
窪地から湧き出る水は冷たく町の水道水とは比較にならないほど美味しい。
この小さな池は男池と呼ばれ、黒岳へ登る登山者や森林の散策に
訪れた人々の、のどをうるおしている
黒岳には九州で最大規模のブナを中心とした原生林があり、
降り注いだ雨粒は長年にわたり形成されたスポンジ状の分厚い地層で
浄化され地中に蓄えられるので、
日照りがつづいてもこの池の水が涸れる事が無い。
けやきの巨木。
巨石を抱き込んだ姿は、街路樹のけやきと比べたくましい。


周辺にはゆたかな自然の姿見られる。
このキノコはツキヨタケと言い夜間には発光する。
美しく、美味しそうに見えるが有毒だ。
