山口県下関市 グリーンモール商店街。
2015年 12月 09日
平成27年11月20日。
グリーンモールは、戦後、商業者が集まって自然発生的に市場が
成立していた地域で、その後、長門竹崎市場が整備され、
下関の台所として賑わった。
また『邦楽座通り』と呼ばれた南北にのびる商店街が生まれ、
在日の韓国・朝鮮民族の人々の出店も集中して商店街の特徴の一つとなった。
下関駅前の商店街として整備計画が進み、1976年(昭和51年)に、
買物公園通り『グリーンモール』として、
現在の様な緑と公園を配した多くの韓国、
朝鮮の人々が生活し店を構えている商店街に生まれ変わった。。
韓国焼肉店をはじめ韓国料理店や韓国食材店がならび、
下関市の姉妹友好都市である釜山の下町の雰囲気が漂っており、
韓国を体感できる『下関のリトルプサン』と呼ばれている。
下関商工会議所は他都市との差別化を図るため、
グリーンモールを「リトル釜山」と位置づけ、
より韓国色を前面に打ち出したまちづくりを行ないたい考えだが
、日韓には過去の難しい経緯があり、
いまだ地域住民の全面的な理解と協力が得られる
段階には至っていないと聞いた。
グリーンモールは完成翌年に開業したシーモール下関の影響を受けて、
またたく間に廃れ、下関最大の商業地とは言っても、
その役割は果たしていない。