熊本県天草市「沿岸の風景」
2015年 04月 02日
平成27年2月20、21日。
千厳山から雲仙普賢岳が間近に見える。

永目十五社宮のアコウ樹は、推定樹齢300年以上で幹の高さは約15m、
幹まわりが約 11mで、熊本県で1位、全国で3位の巨木として認定されている。
境内の敷地いっぱい に張り出した根は、神社のご神木として年輪の重さを感じさせる。

倉岳山頂から牧島、御所浦島が見える。
御所浦島では恐竜やほ乳類化石が沢山発掘され白亜紀資料館など
恐竜の島として有名な所である。

烏帽子坑跡。
牛深を中心とした天草南部炭田は、俗に「キラ炭」と呼ばれる無煙炭で、
カロリーが高く、揮発性の強い優秀な石炭で、軍艦の燃料となった。
このため、当時の海軍省などの天草炭田への期待は大きいものがあり、
海底掘進という危険性があっても、露頭する炭層の採炭に着手し出炭したが、
湧水等に悩まされ、数年間ほどで創業を中止したとされている。

それ以降約110年の間、何十回もの台風が来襲し大波を受けたにも関わらず、
赤土と松ヤニを混ぜて接着したとされるアーチ型の赤レンガの坑口は現代にも
その姿を留めている。

崎津天主堂。

富岡城石垣。

富岡城趾より町を隔てて九州電力苓北発電所が見える。



