廃れ行く町。
2014年 10月 25日
「10月3日多良木町」
あさぎり町からさらに進むと、先ほどと同じように
郊外型ホームセンタが現れ、その先に再び寂れた商店街が
姿を現した。
なぜ旧来の商店街が廃れて行くのか?
一言で片付けると、車社会の発展による弊害といえる。
もともと地域の商店街は1974年3月1日に施行された、
大規模小売店舗法によりその存続が守られていた。
ところが、店舗網の拡大を目ざす流通業界からは
改善を求める声が出され、
さらにこの法律を廃止に追い込んだのは
国内の大手流通業界ではなく
日本市場の開放を求める米国の「外圧」であった。
この事は、今のTPPと同じ構図であり、日本がTPPに加盟した場合
日本中の農業、漁業、等第一次産業に関わる人々の
衰退に拍車をかける事は明白である。
全ての郊外店舗は田畑だった場所を埋めたてて、造成される。
田舎には耕作放棄地が増え続けているが、いざ食利用難
が世界規模で発生した時には、日本に食料を自給する
力は残っていないだろう。