カヌーで旅をした思い出の町。
2014年 10月 23日
再び戻った出水市で仕事の連絡。
10月2日に繰り上がった仕事が再び延期になり
帰る必要が無くなった。
「やった〜」と思った。
久しぶりの自由な時間を得て、気分は仕事どころではないのだ!
よし!とりあえずさつま町へ行こう。
出水市のコインランドリーで溜まった衣類を洗濯した後、
さつま町へ向かった。
雨の中、いくつかの峠を越え4時過ぎにさつま町に着いた。
とりあえず、今夜の寝床を探すため町中をうろつく
小高い丘の上に展望台が見えたので、そこへ向かう。
そこから町を見下ろし、26年前にこの町から組み立て式のカヌーに
乗って、20キロ下流のさつま仙台市まで2泊3日の一人旅
をした時の事を思い出していた。
「10月1日さつま町。」
丘の上にはトイレが無く、昨夜はこの町の運動公園の駐車場で車中泊。
最初は穏やかな流れだったが、
いきなり瀬が現れ、必死で流れの中でパドルを漕いだ。
「ここだったのだ!」
当時は川沿いの風景しか覚えていない。
近くに滝があるのでそこへ向かう。
これも13年程前の話。
九州中の滝を撮影する計画をし、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、
と数階に分けて撮影した後、 宮崎の一部まで終わったところで中断した。
中断の理由は、今となっては覚えていないが、山を登り、一日をかけて
見に行く滝もあり、断念したのかもしれない。
それでも、近くに滝があると
見てみたくなる気持ちは変わっていないようだ。
「永江ノ滝。」
滝は山の中にある事が多く大概探すのに苦労します。
水江ノ滝も例外無く中々見つかりません。
探しまわる途中、彼岸花の似合う民家がありました。
「観音の滝」
「曽木の滝」
「曽木発電所跡」
明治42年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級。
鶴田ダムの底に沈んでいたが、産業遺構として保存計画が
持ち上がり、現在整備を進めている。
「宮之城温泉」
川下りの一泊めはこの河原にテントを張り、すぐ近くのあった温泉に
浸かった。
「すっかり寂れてしまったな〜。」
懐かしさはため息に変わった。