7月12日2時過ぎから6時頃まで,1時間100ミリ前後の雨が4時間降り続いた。
山の斜面が崩れる直前、物がこげるようなにおいがしたそうだ。
豊後街道沿いにある宿場町を杉やヒノキの巨木を巻き込んだ土石流が襲った。
災害から2日後。
断続的に降り注ぐ雨の中を住人が
スコップを手に黙々と復旧作業を行っている。
住人の多くが高齢者であり、
そのうちの一人は20年前この地を襲った災害で家を無くし、再び災害にあった。
その時再建した自宅の支払いがまだ残っていると聞き、
「かける言葉が無かった。」
斜面が崩落した時間は激しい豪雨と雷で生きた心地がしなかった。
そんな中、どーんとにぶい音が、耳では無く足の下から響いたと言う。