植林。
2011年 05月 26日
ここは内住と呼ばれる地区で、私の住む糟屋郡の宇美町から隣の飯塚市へ向かう峠道の
途中にある、山深い集落だ。

1ヘクタール程の山の斜面で樹齢40年〜60年程の杉、ヒノキが切り倒され、
一見すると禿げ山状態だが、近づいてみると木がなくなり日当たりが良くなった所
1年もすれば雑木や雑草が土俵を覆い、20年である程度の林になり、時を経て森へと


しかし残念ながら、すでにヒノキの苗木が植林されている。


戦後の復興期、木材の重要はまさに天井知らずに拡大を続け、全国の山林所有者は自分の山
に有った雑木を伐採し一斉に杉やヒノキを植えた。
それから60年程が経った今、そうした樹木は収穫期に入っている。
それにもかかわらず、伐採した場所に再び植林する。継続しない林業のために、「なぜ?」
と思うが、森林法では伐採した後には、杉、ヒノキ、松、クヌギを植林する様、義務付け、
補助金を出してまで馬鹿な事をやっている。

日本の政治は、現在も終息の見通しさえ立たない福島原発の人災で、あらゆる環境問題に無関心で、無策である事を露呈した。
これからの日本は、私たち一人一人が考え、行動し、不正を正してゆかなければ人任せでは

