怒。まだ林道を作るのか!
2010年 10月 31日
平成20年10月28日。
福岡県志免町しょうけ越え山頂付近。
若杉山から三郡山へむかう登山道のすぐ下に平行するように
林道が造られている。
周囲に広がる広大な杉林は手入れの行き届かず、線香のように細い
杉の木が林立している。
そんな場所に林道を造っているが、「なんのため?」
とおもってしまう。
長さは500メートル程続き、岩盤を砕いて先へ進もうとしている。
道を造るため杉やヒノキが伐採され、明るく、日を浴びるようになったその地面からは
もともとその地に有った自然の樹木が一斉に芽を吹きだし、平野虎丸さんが提唱する
(植えない森)植林の必要がないほど、自然の樹木の復元力が強い事を示している。
元々有った獣道の上を重機で押し広げ、林道は作られている。
杉やヒノキが植林された山にはただでさえ鹿やイノシシのえさが少ない。
人の手によって山から追い出され、行き場を無くし、命がけで人里に下りてきたところを
猟銃で撃たれている。
投入し山が荒らされて行く現場には怒りの感情を抑える事が出来ない。