酔眼的日常を写真日記でつづります。リンクフリーです。写真の無断転用は禁止致します。


by whosanf
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<   2010年 09月 ( 2 )   > この月の画像一覧

黒岳自然観察会




くまもり熊本支部の呼びかけで,黒岳自然観察会に参加しました。

熊本から6名、大分1名、そして福岡からは私が参加、計8名

で9時半に男池の駐車場を出発しました。




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樹齢700年を超えるけやきは、男池湧水のすぐ脇にあります。










黒岳は,阿蘇くじゅう国立公園に指定され、九州随一とされる原生林は

ブナ、コナラ、カエデ、ケヤキ、モミ、ツガを主体の形成され、一日に

20,000㎥の水が湧き上がる池男池の水は、銘水として有名です。




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登山道沿いの自然林を観察しながら、登山口から約1時間でソババッケへ。

ここで小休止。



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多種多様な高山植物に混じって、キノコ類も数多くみられます。




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時々出現するブナの巨木。

その存在感には圧倒されると同時に、大きな安堵感に包まれます。

これくらいの大きさのブナになると、約1トンの水を貯える力があるそうで、

その落ち葉は腐りにくく、長年累積したうえでスポンジ状の土壌となり

多量の水分を地下に蓄えます。




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ソババッケを過ぎたあたりから、それまでは、なだらかで歩きやすかった

道は一変し、角ばった石がこけに覆われているので、足場がつるつると滑り

、バランスをとりながら歩かなければなりません。




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ソババッケから約1時間、風穴の近くにある巨石の前で。

巨石の上にはそれぞれ、シャクナゲや、紅葉など、数種類の樹木が根を張

りつけていて、私には巨人の顔のように見えました。




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風穴を過ぎると登山道は急な上り坂になり、足下は崩れやすいガレ場で


急激に体力を失いました。

途中から足が上がらなくなり、日頃の運動不足を後悔しましたが、

どうにか這いつくばるようにして上を目指しました。

ようやく斜面はゆるやかになり、いよいよ頂上か?と期待した先には巨石の固まりが

壁のようにそびえ立っていました。

ふたたび気を取り直し、そこへ突撃するように向かいました。

大きな岩の間を上へ下へとよじのぼり、もう!ほんとうに足が う ご か な い!

と、思われた直後に視界が開け、ようやく山頂にたどり着きました。

やった!

360度に広がるパノラマの風景を目にしたとたん、

それまでの疲れは、見上げた青空の中に吸い込まれてゆきました。

向こうに見える山は大船山です。





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黒岳の山頂は高塚、天狗岩、前岳など五つの頂で構成されています。

今回上ったのは天狗岩、集合したメンバーの左後ろには高塚の頂が見えています。





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上った道は下らなければならず。

あらためて振り返ると、けっこう急な岩場です。




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急坂を無事に下り終え、安堵の表情がうかがえる、帰り道。

残り3分の2の道程です。




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ソババッケの近くまで下った時雨が降り始めました。

最初は木の葉に覆われた登山道に、雨の粒は少しづつしか落ちてきませんでしたが、

雨音が大きくなるにつれ、ひとつぶひとつぶが大きな固まりとなって降り注ぎ

はじめました。

黒岳は、屋久島と同じように一年に366日雨が降るといわれるほど雨の多いところです。

自然の森は、地下には水を貯え、空からは雨をもたらしてくれるのです。

夢つり大橋の経済的な成功に気を良くした九重町は、黒岳までの観光道路の

拡張を進め、その距離は男池まで約5キロのところまで来ています。

そして九州林産による(偽装の森)作りは、黒岳の周辺を覆い尽くしています。

この事は後日詳しく報告しますが、今から18年前に黒岳の自然に感動し、

近くに丸太小屋を建てた私としては、自然保護運動に関わらずに居られなかった。

大きな理由の一つです。




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by whosanf | 2010-09-21 15:53 | 環境問題 | Comments(2)

巻き枯らし間伐作業。

 

日本熊森協会福岡支部が主催する、巻き枯らし法による間伐作業に参加してきました。

昨年7月に起きた福岡県篠栗町の土石流災害地から2キロほど町の中心部近い場所で、

私を含め総勢18名が参加しました。

巻き枯らし間伐はチェンソーなどの危険な道具を使わずに、のこぎりや竹べらなどにより

木の皮をはぎ枯らす方法で、素人が安全に間伐を行える方法です。




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昭和30年以降の高度成長期、国の方針で自然林が切り倒され

日本中の山に杉ヒノキが植林されました。

その後、木材の輸入が自由化された影響もあり、

今日まで国産木材価格は低がりづけています。

その事は林業従事者の経営意欲を減退させ、

高齢化による労働力の不足から全国で間伐が手遅れとなった山林は、

各地で土石流災害や、稀少動植物絶滅の原因となっています。

日本熊森協会は、九州では、福岡県、熊本県、宮崎県、

鹿児島県に支部があり、国による環境保全の失策を会員自らが

学習と実践を通じて環境保全運動を実行している団体です。

今回巻き枯らしの場所を提供してくれたのは、

篠栗町で造園業を営む村島さんです。

村島さんは、篠栗町の町会議員として町政に励む傍らで

熊森協会の会員としても活躍していて、

町長も熊森協会の会員だという事でした。

町長は今回他用で不参加でしたが、

その事をとても残念がっておられたそうです。

同じ糟屋郡(私は宇美町)に住むものとして、とても励みになりました。




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つづき
by whosanf | 2010-09-06 17:14 | 環境問題 | Comments(0)