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合掌

5月25日 午前5時30分。
最愛なる兄(片山和彦)が、20年に及ぶ長い闘病生活の末55才で永眠いたしました。

兄は高校1年の時、学友の父親の手術中に輸血が必要になり、輸血をしたそうですが、
針が使い回しであったため、c型肝炎に感染したのです。

20年前に発症し、インターフェロンの治療の効果も無く、肝硬変、肝臓がんと病状が進み
今年の正月を過ぎたあたりから腹水がたまりだし、
入退院を繰り返すようになり5月21日に最後の入院となりました。
自宅で最後の時を迎えたいと切望していましたが、残念ながら最後の願いは叶いませんでした。

兄とは社会人になってからも共通の友人も多く、家族ぐるみで休みの度に、あちらこちらに遊びに出かけました。
一緒に久住に丸太小屋を建てたり、四万十川や、球磨川にカヌーで川下りに出かけたり、思い出せば楽しい時間を過ごした記憶は尽きません。

それなのに、ここまで具合が悪くなっているとは知らず、
5月の連休前に遊びの誘いの連絡をした時、兄の奥さんからかなり悪い状況である事を知らされました。
5月5日に兄と一番親交の深かった高校時代の水泳部の先輩後輩が、兄の自宅で最後の焼き肉パーティーを開いてくれました。
残念ながら兄には焼き肉を食べる程の元気はその時には残っていませんでした。
しかし、沢山の友人の励ましでかなり元気づけられた様子でした。

5月21日に救急車で病院に運ばれたとの知らせを受け病院に駆けつけたときにはかなり弱っており

力の無い声で、後2、3日しか生きられん、た、の、む、と僕に言って苦しそうに眠っていました。

翌日家族を連れ病室を訪ねた時には昨夜の弱り果てた姿とは、一変して元気を取り戻しており
信じられない事に、奥さんにカツカレーを食べさせてもらっていました。
皆のいる前で1人前を食べきり、まだくたばらんぞ、などと冗談を言い、皆を安心させていました。
回診にきた医者もこの状況でカレーが食べれるとは信じられないと、言ったそうです。

皆このまま回復するのではと奇跡が起きる事を願っていましたが、
願いは叶いませんでした。

しかし、昨年3月まで24年間、筑豊地区で中学校の教師として過ごしてきた兄は沢山の卒業生、友人、知人に見送られる事ができました。
お通夜には650人もの人が参列してくれました。

また、死を通じて人間の存在感、尊さを最後に教えてくれた兄には、今、悲しみを越えるほどの感謝の気持ちで一杯です。

闘病中にも関わらず大酒を飲み、激しい運動をして奥さんや子供たちには心配ばかり掛けていましたが、今年届いた年賀状には心配するな俺には優秀な看護士が妻という立場でついてくれているんだからと書いてありました。

太く短い人生でした。


最後まで私や家族を力づけていただいた皆様誠にありがとうございました。


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by whosanf | 2009-05-30 12:43

5月の空

5月1日
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by whosanf | 2009-05-29 12:48 |