酔眼的日常を写真日記でつづります。リンクフリーです。写真の無断転用は禁止致します。


by whosanf
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カテゴリ:環境問題( 55 )


平成20年10月28日。

福岡県志免町しょうけ越え山頂付近。

若杉山から三郡山へむかう登山道のすぐ下に平行するように

林道が造られている。

周囲に広がる広大な杉林は手入れの行き届かず、線香のように細い

杉の木が林立している。

そんな場所に林道を造っているが、「なんのため?」

とおもってしまう。


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長さは500メートル程続き、岩盤を砕いて先へ進もうとしている。


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道を造るため杉やヒノキが伐採され、明るく、日を浴びるようになったその地面からは

もともとその地に有った自然の樹木が一斉に芽を吹きだし、平野虎丸さんが提唱する

(植えない森)植林の必要がないほど、自然の樹木の復元力が強い事を示している。
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元々有った獣道の上を重機で押し広げ、林道は作られている。

杉やヒノキが植林された山にはただでさえ鹿やイノシシのえさが少ない。

人の手によって山から追い出され、行き場を無くし、命がけで人里に下りてきたところを

猟銃で撃たれている。
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こうした人目に触れない場所で手入れも、伐採もされない人工林のために公金を

投入し山が荒らされて行く現場には怒りの感情を抑える事が出来ない。

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by whosanf | 2010-10-31 13:45 | 環境問題 | Comments(0)
福岡市の東に三郡連山と呼ばれ、ふもとの各地で校歌に歌われる
きれいな山脈があります。
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向かって左から若杉山、砥石山、三郡山、宝満山と続き山脈の向こうには
私の故郷、筑豊があります。

わずかに残る田んぼではもうすぐ稲が実りの時期を迎えますが、年々耕作放棄地が
増え続け、宅地や商業施設に姿を変えています。
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福岡市内から、今私の住む糟屋郡宇美町を抜け筑豊に向かう県道
は、途中しょうけ越えという峠を越えます。
峠の頂にたどり着くすぐ手前の道路脇に、今年の1月大きな砂防ダムが
できたのが気になっていましたが、2週間ほど前に砂防ダム周辺の杉や
ヒノキが切り倒されているのが目に入り現場に行きました。
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つづき
by whosanf | 2010-10-05 17:39 | 環境問題 | Comments(1)

黒岳自然観察会




くまもり熊本支部の呼びかけで,黒岳自然観察会に参加しました。

熊本から6名、大分1名、そして福岡からは私が参加、計8名

で9時半に男池の駐車場を出発しました。




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樹齢700年を超えるけやきは、男池湧水のすぐ脇にあります。










黒岳は,阿蘇くじゅう国立公園に指定され、九州随一とされる原生林は

ブナ、コナラ、カエデ、ケヤキ、モミ、ツガを主体の形成され、一日に

20,000㎥の水が湧き上がる池男池の水は、銘水として有名です。




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登山道沿いの自然林を観察しながら、登山口から約1時間でソババッケへ。

ここで小休止。



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多種多様な高山植物に混じって、キノコ類も数多くみられます。




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時々出現するブナの巨木。

その存在感には圧倒されると同時に、大きな安堵感に包まれます。

これくらいの大きさのブナになると、約1トンの水を貯える力があるそうで、

その落ち葉は腐りにくく、長年累積したうえでスポンジ状の土壌となり

多量の水分を地下に蓄えます。




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ソババッケを過ぎたあたりから、それまでは、なだらかで歩きやすかった

道は一変し、角ばった石がこけに覆われているので、足場がつるつると滑り

、バランスをとりながら歩かなければなりません。




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ソババッケから約1時間、風穴の近くにある巨石の前で。

巨石の上にはそれぞれ、シャクナゲや、紅葉など、数種類の樹木が根を張

りつけていて、私には巨人の顔のように見えました。




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風穴を過ぎると登山道は急な上り坂になり、足下は崩れやすいガレ場で


急激に体力を失いました。

途中から足が上がらなくなり、日頃の運動不足を後悔しましたが、

どうにか這いつくばるようにして上を目指しました。

ようやく斜面はゆるやかになり、いよいよ頂上か?と期待した先には巨石の固まりが

壁のようにそびえ立っていました。

ふたたび気を取り直し、そこへ突撃するように向かいました。

大きな岩の間を上へ下へとよじのぼり、もう!ほんとうに足が う ご か な い!

と、思われた直後に視界が開け、ようやく山頂にたどり着きました。

やった!

360度に広がるパノラマの風景を目にしたとたん、

それまでの疲れは、見上げた青空の中に吸い込まれてゆきました。

向こうに見える山は大船山です。





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黒岳の山頂は高塚、天狗岩、前岳など五つの頂で構成されています。

今回上ったのは天狗岩、集合したメンバーの左後ろには高塚の頂が見えています。





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上った道は下らなければならず。

あらためて振り返ると、けっこう急な岩場です。




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]




急坂を無事に下り終え、安堵の表情がうかがえる、帰り道。

残り3分の2の道程です。




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ソババッケの近くまで下った時雨が降り始めました。

最初は木の葉に覆われた登山道に、雨の粒は少しづつしか落ちてきませんでしたが、

雨音が大きくなるにつれ、ひとつぶひとつぶが大きな固まりとなって降り注ぎ

はじめました。

黒岳は、屋久島と同じように一年に366日雨が降るといわれるほど雨の多いところです。

自然の森は、地下には水を貯え、空からは雨をもたらしてくれるのです。

夢つり大橋の経済的な成功に気を良くした九重町は、黒岳までの観光道路の

拡張を進め、その距離は男池まで約5キロのところまで来ています。

そして九州林産による(偽装の森)作りは、黒岳の周辺を覆い尽くしています。

この事は後日詳しく報告しますが、今から18年前に黒岳の自然に感動し、

近くに丸太小屋を建てた私としては、自然保護運動に関わらずに居られなかった。

大きな理由の一つです。




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by whosanf | 2010-09-21 15:53 | 環境問題 | Comments(2)

巻き枯らし間伐作業。

 

日本熊森協会福岡支部が主催する、巻き枯らし法による間伐作業に参加してきました。

昨年7月に起きた福岡県篠栗町の土石流災害地から2キロほど町の中心部近い場所で、

私を含め総勢18名が参加しました。

巻き枯らし間伐はチェンソーなどの危険な道具を使わずに、のこぎりや竹べらなどにより

木の皮をはぎ枯らす方法で、素人が安全に間伐を行える方法です。




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昭和30年以降の高度成長期、国の方針で自然林が切り倒され

日本中の山に杉ヒノキが植林されました。

その後、木材の輸入が自由化された影響もあり、

今日まで国産木材価格は低がりづけています。

その事は林業従事者の経営意欲を減退させ、

高齢化による労働力の不足から全国で間伐が手遅れとなった山林は、

各地で土石流災害や、稀少動植物絶滅の原因となっています。

日本熊森協会は、九州では、福岡県、熊本県、宮崎県、

鹿児島県に支部があり、国による環境保全の失策を会員自らが

学習と実践を通じて環境保全運動を実行している団体です。

今回巻き枯らしの場所を提供してくれたのは、

篠栗町で造園業を営む村島さんです。

村島さんは、篠栗町の町会議員として町政に励む傍らで

熊森協会の会員としても活躍していて、

町長も熊森協会の会員だという事でした。

町長は今回他用で不参加でしたが、

その事をとても残念がっておられたそうです。

同じ糟屋郡(私は宇美町)に住むものとして、とても励みになりました。




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つづき
by whosanf | 2010-09-06 17:14 | 環境問題 | Comments(0)

熊本県八代市

今年82歳になる父の実家が八代に在り、88歳と86歳の伯母の介護をするために2月の

末から、毎週のように通っています。

介護の話は後ほど書かせていただきますが、

今回はこの八代にある日本製紙の事についてです。

日本製紙は八代駅(現在来線の駅、九州新幹線開通のため新駅は別の場所にあります。)

のすぐそばにあり工場の高い煙突から吐き出される光景は、幼い頃、両親に連れられて汽車

で訪れた頃から脳裏に焼き付いています。

この光景が見えるあたりからは今でもパルプ工場特有のにおいがただよってきます。
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この製紙工場でパルプの原料とするために周辺の山に雑木のほとんどが切り尽くされ,五木

村のある奥山は現在ほとんど杉やヒノキ人工林で埋め尽くされています。

日本三大急流の一つとして川下りでも有名な球磨川は八代の中心部を通り

八代海に注ぎます。

雑木林の伐採はそのご水害の規模を拡大し、各地で甚大な被害をもたらしてきましたが、

その対策として国の取ったった方針は、五木村に巨大なダムを、建設するというものでした。

幸いな事に五木ダムの建設は中止という事になりましたが、広大な範囲に広がる奥山の自然

を取り戻すまでにはかなりの年月を要するでしょうが、やらねばなりません。
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20年程前から組み立て式のカヌーやゴムボートで球磨川下りを楽しんできましたが、近年

は水の透明度も悪くなり、川底が汚れ、沢山泳いでいた鮎の姿はかなり減少しています。
by whosanf | 2010-04-14 11:02 | 環境問題 | Comments(0)

みずヌルム、筑後川。

久留米市近郊を流れる筑後川です。

流れの向こうに見える山景は耳納連山で大分の九重や熊本の小国までその山脈は連なっています。

阿蘇を水源とした流れは小さな支流が合流しながら田の原川,杖立川、大山川、三隈川と名前を変え有明海に注ぎます。
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by whosanf | 2010-04-03 13:57 | 環境問題 | Comments(2)
昨年7月大分で開かれた平野虎丸さんの講演会で平野さんの講演内容に感銘を受け,講演会の主催者を通じ(日本熊森協会)と言う自然保護団体の存在を知り、その後、会に入会しました。

日本熊森協会の会長である森山まり子氏の講演会が福岡市、西新でありました。
会場は福岡ドームのすぐ近くにあり、この日はドームでダイエーホークスの試合があるため道が非常に混み合っており、駐車場はどこも満車の状態です。
なんとか駐車場を探し、樋井川と言う川沿いにある会場へ歩いて向かう途中対岸ではドームへ向かう人々がゾロゾロと列をなしていました。

講演は日本熊森協会福岡支部の二度目の総会を記念して行われ、熊森協会福岡支部会長の南里さんの挨拶に引き続き森山会長の挨拶があり、南里さんには2度目で森山会長には初めてお目にかかりましたがお2人とも人の良さが表情からにじみ出ており、これまで設立から13年紆余曲折はあったものの会員数2万9千人をこれまでまとめあげて来た存在感がありました。
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先日高校の同窓会がありましてね〜
同級生が皆一様にあなたがこんな会の会長をしているとはね〜。
と言うんですよ、昔はほんとに恥ずかしがりやでしおらしくてね〜と言うその言葉はマイクが要らない程、よく通る澄んだ声でした。
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つづき
by whosanf | 2010-03-30 16:35 | 環境問題 | Comments(3)
昨年7月25日に篠栗で起きた土石流災害地を昨年8月4日24日以来再び訪ねてみました。

篠栗は九州八十八カ所霊場があり,そのほとんどの礼所寺院が山間部の谷沿いに点在しています。
その中で、今回被害にあった2つの寺院と民家は、他より急峻な谷沿いの場所にありました。

2009年8月24日二人の犠牲者が出た民家の道路脇から撮影

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今回同じ場所から、渓流沿いの道は車が通行出来るまでに復旧しています。
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その場所から150メートル上流にある,一の滝寺。
災害直後、このお寺の住職と寺族は道路が寸断し、橋も流され
孤立し寺に居た人々はヘリコプターで救出されたそうです。

本堂の内部は修復されていましたが、外回りは未だ破損したままの状態です。
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つづく
by whosanf | 2010-03-27 17:20 | 環境問題 | Comments(0)

大内正伸さん講演会

熊本県高森町の旧色見小学校にあるフオークスクールで、
大内正伸さんの「自然を暮らしに生かす楽しみと技術」と言う演題
講演が行われました。
フォークスクールはすぐ後ろには根子岳がそびえる絶好のロケーションにありますが、
この日はあいにくの曇り空で、根子岳の姿は雲に隠れてうっすらとしか見えませんでした。
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入り口を入ると小学校として利用していた頃の面影がそのまま保存してあり、
廊下には小学校の歴史を物語る古い写真が展示してありました。
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つづき
by whosanf | 2010-03-05 21:10 | 環境問題 | Comments(4)

森の遊園地散策。

翌朝、3月2日。
平野さんの案内で大内さん、川本さん、林業家の村井さん,玉名から参加の野口さん、侍菊之助さん(最近野鳥の鳴き声を真似る!の術を覚えたようだ。)、恵太さんと共に森の公園を散策しました。
私は昨年の10月以来2度目の訪問ですが、ここでは山の木を全て切り倒した後、 
樹木や植物がどのように育って行くのか大きく分けて5年周期で観察する事が出来る、
日本でも貴重な自然観察のできる森です。

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山内さんも大変興味深げに平野さんの説明に聞き入っておられました。

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平野さんは樹木や植物の生長の過程を20年以上の渡り観察を続けてこられ
この場所以外にも九州でトラストした数カ所で同様に観察できる森で得た知識は
幼少の頃に山奥で育った体験、林業に従事した経験を合わせて豊富で、その他にも
野生植物、野生生物、鳥類と数え上げればきりがないが、この森で子供から
お年寄りまで楽しませるための工夫やイベントを年間に数度行っておられ、
森の手入れは自らが重機で道を作り、草刈りとその行動ぶりには、いつも感動させられます。

この日は琉球寒緋桜が満開でした。


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by whosanf | 2010-03-04 21:35 | 環境問題 | Comments(3)