酔眼的日常を写真日記でつづります。リンクフリーです。写真の無断転用は禁止致します。


by whosanf

平野虎丸氏福岡県篠栗町土砂災害検証。同行の記録

山口から福岡に戻り、平野さんに無理を言ってご子息ともに私の事務所にお泊まりいただきました。

センペイ布団に寝袋、おまけに雑魚寝。

私は楽しかったのですが、と心配していたら

先ほどお電話で(おかげさまで、楽しかったですよ。)と,平野さんからわざわざご連絡をいただき、

恐縮です。

これに懲りず、いつでもお越し下さい。

さて、昨日に引き続き本日8月4日は、福岡県の篠栗で起きた土石流災害の検証です。
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7月24日に起きた篠栗での土石流災害は、

発生時の1時間の降雨量が、山口県防府の70ミリに対して

100ミリを超えた数字となっていて

その規模はどれほどのものかと想像しながら出かけました。

通行止めの場所から1キロ先に災害地があると言う事で歩いて向かいました。

災害現場のすぐ先に滝があり何度か撮影に出かけた事がある場所でした。

本部のテントが張られた先が災害地の様です。

まだ一人の遺体が見つかっていませんが、時折テントの中から笑い声が聞こえ、

遺族も同席して見守る中、とても不謹慎な態度に思えました。
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災害現場が近づくと、一人の男の人に何の様ですか?と声をかけられました。

平野さんが趣旨を告げるとマスコミならもう少し先まで行けますが、民間の方はここまでです。

大変申し訳なさそうに、そう告げられましたです。

指示された場所から撮影した写真が、最初の1枚です。

そこから私が撮影を続けていると、先ほどの男性と平野さんが何やら写真を見ながら話しています。

男性は篠栗町役場の土木課の人で、ある程度の知識があり

平野さんが指摘する前に災害の原因を話し始めました。

1部分、誤認がありましたが、平野さんが、「詳しいですね私私はその事を確認にきたのです。」と

告げると、マスコミが入れる場所まで案内してくれました。

そこからの写真がこの2枚です。

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その後その男性は、暗に崩落現場の見える場所を教えてくれましたが、

そこに行くには車でかなり遠回りしなければなりません。

平野さんは、山越えしなければならないが、歩けばすぐにそこへ行けると判断されたようで、

歩いてその場所へ向かいました。

崩落現場はV字谷杉林を2つ超えた所ににありました。

行きと帰りの途中に、イノシシの巣後が2カ所有りその事を平野さんが詳しく教えてくれ教えてくれ

ました。

巣後が下の写真です。
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崩落現場は先ほどの男の人が言った(樹齢60年の美林の杉木立ち)からはじまっていました。

赤土の軟弱な地層に横たわる杉の木は貧弱すぎる程の根っこしかありません。

こんな場所では木が成長すればする程、杉の木が自分重みで倒れてしまうので

決して杉を植えてはいけない場所である、と平野さんは指摘します。

今後の対策として、崩落箇所から20~30メートル以内にある木はすぐにでも切り倒さないと、

次の雨で又災害が起こる。と平野さんは指摘します。

ここは私の住む所から近い場所なので、今後どのような対策が行われるのかを観察し。

定期的に報告します。

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今までは美しい杉木立と言う認識しか持たず、

土石流災害との関係をここまでのものだとは思っても居ませんでしたが、

今回の同行取材に当たり、身にしみていろんな事が解りました。

今後もわずかに残された美しい風景を求めて、撮影を続けるとともに、

美しい自然を取り戻す活動を続けて行きます。

もっと森や自然の事、勉強します。
Commented by 小原伸一(菊の助) at 2009-08-06 06:16 x
ふうさん!平野さんに同行されたのですね。平野さんもどれだけ心強かったことでしょう。危険な現場での撮影、ご苦労でございました。ひしひしと、土砂災害の恐ろしさが伝わってくる凄い写真の数々に圧倒されました。たくさんの方々に伝える一級の資料、本当に有り難うございました!
Commented by 菊の助 at 2009-08-06 07:37 x
ふうさん!お願いがあります。本日、大分県由布市に行き、首藤奉文市長に熊森冊子100冊渡してきます。その際、ふうさんの写真を携行して、広葉樹の森の大切さを訴えようと思うのですが、写真お借りしてもよろしいでしょうか。
Commented by whosanf at 2009-08-06 17:28
菊之助さん
先日からいろいろお疲れさまです。
私の撮った写真がお役に立てれば、こんなに嬉しい事はありませんので、どんどん使って下さい。
大分を手始めに、日本に豊かな森、水、美しい心、動物や小鳥たちを取り戻せる様、今後ともよろしくお願い致します。
Commented by 高桑進 at 2009-08-09 11:43 x
京都女子大学の教員をしております高桑と申し上げます。
平野虎丸さんのブログ、並びにご本は熟読しております。
大学で、いのちを大切にする環境教育=生命環境教育を20年間教えて来ました。
平野さんがご指摘のとおり、日本の山々に拡大造林した植林地が放置されて、大雨が出るごとに崩壊のニュースがあります。
ところが、マスコミは知って知らずか、多分分かっているんでしょうが、このような杉の植林地の管理放棄による山地崩壊を報道しません。
私は、大学の授業で我が国の森林環境について教えておりますが、植林された杉の根が横に伸びること、それに対して実生の杉の苗の根は直根でしっかりと土壌を保持する事を、これから教えて行きたいと考えております。

そこで、ここに掲載されています崩壊場所の写真等を私のブログで使用したいのですが、使用してよろしいですか?
ご返事をいただければ、ぜひこのような土砂崩壊の原因が杉の植林地で発生していることを多くの方々に知らせたいと考えております。
ブログのネットワークで国民に知らせることで、少しでも多くの方々に問題点を指摘する事が出来ます。
なにとぞ、よおろしくおねがいいたしまう。
Commented by whosanf at 2009-08-10 20:15
こんばんは高桑さま
高桑様の事は、平野さんからお聞きしておりました。
今回の写真がお役に立つのであれば、どんどん使っ下さい。
この事をできるだけ多くの人に伝えて戴けたら、嬉しい事です
こちらこ、そよろしくお願い致します。
片山文博
by whosanf | 2009-08-05 20:02 | Comments(5)