7月26日、大分の狭間に講演会を聴きに出かけました。
そこで聞いた話は,森林や野生生物をを守ろうと、一人で林野庁やその他、
森に関わる不正に立ち向かい30年間その活動を続ける、
「
平野虎丸」さんと言う人の話です。
帰り道、道路沿いを流れる由布川の水は夕日で茜色に染まっていました。
今回の講演会を開いたのは私の知人で稲田健二さんをはじめとするメンバーで、
日本熊森協会大分県支部を設立に向けて奔走する人々です。
平野虎丸さんの詳しい活動状況については、氏の
ブログをご参照ください。
氏は一見、厳つい風貌でしたが話し始めると柔らかい語り口、
会場に隅々までこまかく気をつかって語りかけるように話します。
講演後の懇親会に置いても、
相次ぐ質問にひとつづつ丁寧にみをのりだして答えてくれました。
この様な取材は今まで幾度か仕事として経験してきましたが、
場数に比例して受け答えも流暢で事務的になる人が多い中、
氏はある意味不器用にとつとつと自分の体験を話し、
その語り口には純朴な人柄がにじみでています。
平野氏と今回直接お会いする前に、
氏のブログや活動状況を自分なりに調べてみましたが、どれも子供たちでさえ解る正論で、
間違った所はどこにも見当たりませんでした。
氏の訴えは一地方だけの問題ではなく、国策、
とりわけて林野庁に対して行っています。
この様な正論がすんなりと受け入れられない事は、
大人になればテレビニュースやマスメディアを通じて誰でも知っている事であり
ほとんどの人は、行動する前にあきらめてしまう、そんな現状があります。
もちろん、そういう私もその一人であることは間違い在りません、
今回この機会は、私に取っては、雷にうたれた様な衝撃でもありましたが、
森林を守る一人の人となる事を決意させる出会いでした。
この日福岡市内は、
先日に引続いての大雨で数名の方々が被害に遭われたようです。
心からご冥福おお祈り申し上げます。