九州北部豪雨と奄美大島の水害の違いを比べてみた。
2017年 08月 07日
産経ニュースより画像転用。
589ミリに達し、九州北部豪雨で朝倉市の総雨量586ミリを超える。
「朝倉市を超える災害が起きるのでは!」と危惧して居たが。
奄美大島全体で数カ所の土砂崩れを起こしただけに留まった。
この違いは奄美大島には自然の森が多いという事だ
グーグルアースや奄美大島の人工林の分布を調べてみて次のような事が判った。
「平成27年12月22日 に品森林技術協会調査報告。」
被圧されながら生育しているため広葉樹が優占し杉の木の分布範囲はごくわずか
だと報告されている。
奄美大島全土の航空写真。
名瀬市上空。
大和村上空。
宇検村上空。
奄美大島は平成22年に奄美市で総雨量766.5ミリと今回を上回る豪雨
災害を経験しているが死者3人、負傷者2人、全壊家屋10棟、半壊家屋443棟
となっており九州北部豪雨の死者36人、負傷者21、全壊家屋173棟、半壊家屋577棟
に比べると奄美大島の方が降水量が多いのに被害が少ないのが判る
その理由は自然林と人工林の比率にはっきりと現れている。