酔眼的日常を写真日記でつづります。リンクフリーです。写真の無断転用は禁止致します。


by whosanf

黒岳原生林。

大分県由布市庄内町にある(黒岳原生林)へ、私も所属する森林保護団体
日本熊森協会福岡支部(総勢25人)の皆さんと観察会に出かけた。

後ろにある巨木はけやきの木で、
タコが巻き付くようにして、根っ子におおきな岩を抱いている。

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黒岳地域はブナ、オヒョウ、コミネカエデ、などの樹種を主体に形成され
昭和9年に阿蘇くじゅう国定公園に指定されている。

黒岳原生林の景色に感動し、近くに丸太小屋を建て、通い始めて20年以上になる。
その頃地元の人に聞いたた話では、
ほんの少し前までは真夏でもこたつを出していたそうだ。

この日は気温が18度…‥?    異常気象と一言でかたずけてしまえばそれまでだが、
色付く前に散ってしまった、「茶色いはっぱ」   何かがおかしい!

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大分市内の年間平均降雨量が1650ミリであるのに対して、この地域では年平均
降雨量は3000ミリに達し、一日に約2万トンの水を湧出し、日本名水100選に
も選ばれる湧水の池は「男池」と呼ばれているが、近くに「女池」は見当たらない。

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近頃の名水ブームや、近くに出来た大吊り橋の影響でここに来る人の数は、
年々増える一方で、不似合いな観光道路がすぐそばまで来ている。

観光や、村おこしを名目に自然破壊の波はすぐそこまで来ている。

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観光客の増加は、林道内の木の根を踏みつけ木を弱らせており、
シャクナゲなど稀少植物の盗掘、倒木を砕き割り、
昆虫採集する悪質な連中もいると言う。

美しい風景の中を流れる清流が悲しみを訴えている様に見えた。

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夕方、小雨の降る中でたき火をおこし、おこわご飯を炊いた。

9人の女性達は台所のプロ。手際よく、鍋、焼き肉の準備をし、皮むき間伐や、
竹炭作りなど雨天での重労働を共にして来た仲間達は、一人一人が長い
自己紹介の後、環境問題、原発問題などを語り合い、ロックミュジシャンの追っかけを
するKさんのギターの調べと酒に酔い、子供のように夜更けまではしゃいだ。

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翌朝は、私が森林保護に目覚めるきっかけとなった「平野虎丸さん」から実践者でしか
語る事の出来ない貴重な話を聞いた。

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by whosanf | 2011-11-08 13:41 | 環境問題